巷ではプリーツはおばさんファッションだと思われていますが本当でしょうか?
今回は、プリーツについて色々お話しします。
まずはプリーツの歴史は古い?
プリーツの歴史は古く、紀元前3000年ころの古代エジプトと言われています。
太陽を神と崇めていた古代エジプトではプリーツのヒダが雲間からこぼれる太陽光と似ているところから、「神の象徴」とされていました。
その為にプリーツを着用できたのは高貴な身分の人達に限られていました。
中世になると裾の長い洋服の歩きやすさを出すためにプリーツが多用されました。プリーツは通常よりも布を多く使い、現在のようなプリーツ形状を長く保持する技術がなく、非常に高価なので、地位の高い裕福な女性が身に着けられる、庶民の憧れのファッションでした。
第二次世界大戦後、合成繊維が開発され、その「熱可塑性」を利用してのプリーツ加工技術が生まれたことでプリーツ加工をしたファッションも徐々に浸透してきました。
日本では扇子、傘、提灯に使われており、特に扇子は末広がりということで、縁起の良いものとされていました。
現在ではイッセイミアケの「PLEATS PLEASE」が縫製後にプリーツをかける手法を開発し、機能性を併せ持ったプリーツとして人気を博しています。
古くは「神の象徴」とされていたプリーツ、中世では高貴な人しか手にすることができなかったプリーツ、しかし現在では非常に手に入りやすくなりました。
どんな加工方法があるの?
天然素材には 熱湿加工、シロセット加工が有りますが 多くのプリーツ加工はポリエステル素材の熱すると軟化し、冷やすと固まるという「熱可塑性」を利用して加工されます。「熱可塑性」で加工されたプリーツは手入れ方法さえ間違え中れば 通常の着用では取れてしまうことはありません。
プリーツの種類は?
代表的な加工方法とサンプル画像です。
機械プリーツ(サイド、ボックス、クリスタル、マジョリカ、アコーデオン、それらの変形など)
刺繍プリーツ(刺繡機械と熱で縮むフィルムを使って加工します)
ハンドプリーツ(2枚の型紙の間に生地を挟んで加工します)
このようにアイデア次第で無限の加工パターンが可能です。
プリーツって万能ファッションなの?
現在はコロナの影響もあって、 雇用形態にとらわれず、健康、自由、快適、資源を大切にするというような風潮になっています、そして従来の堅苦しいビジネスウェや型にはまったファッションは敬遠される傾向にあります。スマホが手放せない現在、仕事とプライベートを両立させるには「快適である」ことが最優先されます。この風潮はファッションにも表れています。
ちょっと古い記事ですが「VOGUE」のファッショントレンド記事にも軽く着心地がよく、束縛されない洋服「プリーツ」の良さや、フリースや、スポーツサンダルと組み合わせて窮屈でなく、快適に過ごせることが若者の間で「クール」となっていると書かれていますが、今の日本がまさにその状況になっていると思います。
興味のある人は下記から読んでみてください。
「VOGUE」マガジン
プリーツの特性は?
・体型を選ばず軽く身体にフィットするので着心地が良い。
・締め付けないので心地よい
・しわになりにくい
・コンパクトに収納できる
・ヒダの間に空気層を作るので、外気の影響を受けにくい。
※コーヒーの紙コップなどにはめて使う紙製のスリーブ
空気層の断熱を利用して熱さを感じさせなくしています
プリーツも同じ原理で冬暖かく、夏は涼しくなります
・肌への接触面が 線もしくは点なので汗をかいてもベタベタしない。
・自宅で手洗いができる。
欠点としては
・生地の使用量が多いのでコストが上がってしまう。
・素材によってはゴワゴワした感じになる
・手入れを乱暴にするとプリーツが伸びてしまう。
欠点もありますが、だれでも着れて、だれでもフィットするってすごいと思いませんか。
プリーツは「おばさんファッション?」
「プリーツはおばさんファッションでしょう?」と思っているあなた、プリーツの魅力を知ったら手放せなくなりますよ。
組み合わせ方で、若い人から、年配の人まで、やせた人から、ぽっちゃりさんまでどんな人にも合わせることができます、それも窮屈な思いをしなくてです。
例えば、トップスはTシャツにプリーツのボトムス、プリーツのワンピースの上から布帛のコートを羽織る、ジーンズにプリーツのトップスなど組み合わせ次第でカジュアルな場所にも、フォーマルな場所にも適応できます。
プリーツは伸びます そして優しく戻ってきますので体型を選びませんし締め付けもありません。
このように万能ともいえるプリーツを「おばさま方」だけに楽しませておくのはもったいないと思いませんか
「アルテソワ」のプリーツ
アルテソワは70年にわたり内外の有名ブランドを製造してきた工場が作ったBtoC(工場直売)ブランドです。
「より良いものを求めやすい価格で提供」をミッションの一つに掲げ 主にTV通販で販売してきました。
アルテソワではプリーツ製品を多く企画製造しています、TV通販では「プリーツ」といえば「アルテソワ」とまで言われていました。
アルテソワはBtoCブランドです、広告費、中間マージンを徹底的に省きその分 素材、加工技術にコストをかけ あなたが満足する一点を作っています。
「アルテソワ」が作るプリーツ商品は 長年の経験からミセスの人に
「着て楽、ほっそり見える」ファッションを実現させるために 長年にわたって培われた パターンテクニック、加工技術を駆使して作っていますので プリーツの加工方法は違っても某有名ブランドの商品に負けない商品であると自負しています。
古代エジプトでは「神の象徴」、中世では「庶民のあこがれの的」このような「プリーツ」を一度手にしたあなたは、きっとフアンになると思います。